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トレッドセパレーション
タイヤの内部には様々な部材が使用されており、それぞれが繋ぎ合わされてタイヤの形を保っています。
しかしこの繋ぎ合わされた部材が、外傷からの水分の侵入や経年劣化によって剥がれてしまう事があります。
この部材が剥がれてしまう事を【セパレーション】といい、このセパレーションが発生してしまうと、タイヤがタイヤの形を保てなくなります。
今回の写真はセパレーションの症状が極端に表れてしまったタイヤの写真です。
この状態ではいつタイヤがバーストしてもおかしくありません。
試しに外したタイヤをカッターで切ってみましたが、案の定トレッドとスチールベルトが剥がれてしまっており、内側のスチールベルトに錆が見られました。
タイヤがパンク(空気もれ)をしていなくても、このようなタイヤ故障が発生する可能性があります。
今回はタイヤの製造が2008年製で、トレッド部にもかなりのクラックが発生していた為、経年劣化が大きな原因だったと推測されます。
運転していて普段は無い振動等が突然発生した場合は何かしらの故障のサインです。
今回は走行すると常に振動するとの事でご入庫頂きました。
安全の為、そのような症状が出たら放置せずにすぐに点検を実施しましょう。
福井
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