ハンドル振れ
高速走行中、時速100~120Km位でハンドルが振れるという症状を経験した事があるという方、または今現在そういった症状でお悩みの方、いらっしゃいませんか?
実はこういった現象は、『ハイウェイシミー』と呼ばれるもので様々な要因の元起こるべくして起きてしまうのです。
ではなぜ起きてしまうのか…
まずはウェイトバランスがしっかりと取れていない。
タイヤ交換や組替を行った際は必ずバランサーという専用の機械でバランスの調整を行います。
そこで機械に示された所定の位置にウェイトと呼ばれる重りを数値の通りに貼り付け、または打ち込みます。
その重りが何かのきっかけで剥がれてしまったり取れたりしてしまった場合は再度調整を行わなくてはなりません。
次にビード(タイヤのホイールとの接合部)がしっかりと上がりきっていない。
これは良くあるケースで、タイヤをホイールへ組込空気を充填する際、車両推奨空気圧へ設定するケースが多いかと思います。(純正サイズの場合)
そこでタイヤとホイールの隙間がなくなった事でビードが上がりきったと判断してしまいがちなのですが、この時点で部分的にまだ上がりきっていないケースがあります。
この状態で回転させると綺麗な円を描かず、振動を起こしながら回転してしまうのです。
これを解消するには、タイヤを組込む際にタップリとタイヤ、ホイールに専用のワックスを塗り、空気を充填する際バルブコアという栓を抜いて一度規定圧よりも高く充填し全てのビードを一定に上げてから設定圧にするという方法で解消されます。
バランスを取る上で一番重要になって来るのがいかに綺麗に回転させるかが鍵となります。
バランサーに掛け、回転させてみると横に振れたり縦に振れたりといった症状が出るケースがあります。
この状態でいくら測定数値を0にしたところでこの症状が解消される事はなく、大半がハンドルの振れに繋がります。
この場合は位相合わせを行います。
位相合わせとは、一度タイヤとホイールをバラシ違う位置で再度組み込むという方法で、これをするだけで今までの振れがなくなり正常な回転にする事が出来るのです
今まで挙げて来たケースのどれも、最終的には測定するバランサーにタイヤ、ホイールを固定するアタッチメントが重要になってきます。
一般的には↑の画像のセンターコーンと呼ばれるマルチ対応の様な物でホイールのセンター穴に入れて固定しますが、これでは中々回転の中心が取れず、調整したはずが実は取れていなかったという結果に…
しかし当社では↑の画像のアタッチメントを使用し車両毎のPCDにセットし、より車両に装着した状態に近い状態で測定する為回転の中心がずれる事もないのでご安心を
一重にバランスの調整と言っても奥が深く、ハンドル振れなどでお困りの方が中々ゴールにたどり着けないでいるのも頷けます。
ゴールにたどり着けないでいるのなら、シノハラタイヤをゴールにしませんか?
我々スタッフが必ずや、まだ見ぬゴールへお連れ致します
長谷川
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