シノハラタイヤスタッフブログ

スリック_101109_1548151.jpg

レーシングカーに装着される、スリックタイヤです。

 

タイヤの顔でもある、溝がありませんが、新品ですよ。

 

一般のタイヤの場合は溝が無くなると、スリッピーで危険なので、交換を勧められるのに、最もグリップを必要とする、レースの世界で、なぜ?溝無し?Why?

 

実は、溝(グルーブ)を無くして接地面積を増やした方が駆動力、制動力、と言ったエンジンの生み出すパウヮーを、より路面に多く伝えられることが出来る、つまり、グリップが良いものなののです。

但し、ドライ路面限定です。

 

ウェット路面、雨降りの時は路面とタイヤの間に水が入り、タイヤが(ミクロの世界でのハナシですが)、浮いてしまうのでグリップがなくなってしまうのです。ですから一般のタイヤの場合は、タイヤの下に入り込んだ水を逃がす為だけに、トレッド表面に溝を刻んでいるのです。

では、「タイヤのヤマが無いから、タイヤ交換しないと駄目ですよ」と言われたことのある方。 今迄、騙されていた・・・ いえいえ、そもそもレースなどに、使われるタイヤと一般のタイヤではコンパウンド(タイヤの素材である加工されたゴム)からして違うので、タイヤが磨耗してドライグリップが良くなったから交換しない、雨の日運転しない、なんていうのはとってもデンジャラスなんでやめて下さいね。磨耗してしまったタイヤでは、いくら、接地面積が増えようとも、スリッピーですから。

スリック_101109_1548451.jpgのサムネール画像のサムネール画像

で、このタイヤ、トレッドパターンも無いのに、回転方向の指定があるんですよ。

UP しといて、スイマセン、理由を調べてなかったス。

今度、調べておきます。でもこれ、逆に付けても見過ごしちゃいそうですよね、もちろん、性能に影響するわけですから、正確にやりますので安心して下さい。

 

 

 

 


 

2010年11月12日 20:50

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