タイヤのクラック
タイヤの表面のひび割れ。タイヤショップで使う専門用語としてこのひび割れの事を
【オゾンクラック】
と呼びます。
ゴムはオゾンと反応する事で性能劣化が引き起こされてしまう物質なのです。
その為にタイヤにはオゾンからゴムを保護する為の保護材が配合されています。
この保護材はタイヤが運動する事により中から染みだし、タイヤをオゾンから保護します。
ですので運動しないタイヤ(休日しか乗らない等)の方が比較的早くオゾンクラックが発生してしまうのです。
車に乗っていらっしゃる方は必ずガソリンスタンドに行かれると思います。
そこで店員さんに
「タイヤがひび割れていますのでタイヤを交換して下さい。」
「タイヤにクラックが出ていますのでタイヤを交換して下さい。」
と言われたことがある人はかなり多いと思います。
ですがこのクラックと呼ばれるひび割れは程度があり、全てが必要というわけではございません。
たとえば
こちらの赤丸の溝の部分に沿って出ているクラック。
この程度であればまだまだ問題なく使用が可能です。
二つ目は
こちらの赤丸の部分のクラックはまだ使用上問題はありません。
しかし青丸の製造年週を確認して頂きたいのですが
1708
この4桁はタイヤの製造した年とその年の何週目に製造されたかを示す刻印です。
上二桁が週数を、下二桁が西暦を表します。
こちらのタイヤは2008年の17週に製造されたことになります。
17週という事は大体4月末位になります。
クラックは問題ありませんが、タイヤが製造から6年以上経過しております。
タイヤのゴムの硬化など、クラック以外の経年劣化が発生している可能性がありますので、こちらは交換を推奨させて頂くレベルとなります。
そして3番目
こちらはタイヤ全体にクラックが発生しております。
このクラックからタイヤ内部に水分が浸透し、タイヤ内部が浸食されている可能性があります。
このレベルのクラックが発生している際には早急に交換をお願いします。
この3例以外にも様々なクラックがあります。
ぱっと見た限り、本当に交換しなければいけないのか、それともまだ使用上問題ないのか判断は難しいと思います。
我々はその判断をするためのプロ集団です!!
判断に迷った際は、タイヤのプロ集団である当社へ是非足を運んでください!!
福井
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