セパレーション
本日キャラバンのタイヤパンク修理を受注し、お馴染みBIB号にて出張作業に伺ったのですが、
まずはそのタイヤをご覧下さい。
何の変鉄もないタイヤに見えますが、角度を変えて見ると…
タイヤが本来あるべき形の丸ではなく、屈曲してしまい形を保てなくなっておりました。
これはセパレーションといい、タイヤのゴムと内部の形を形成しているコードが剥がれて
しまっている現象で、今回ここまで変形してしまっているということはそれだけではなくコード事態が
破壊されていると思われます。
なぜ今回このような結果になってしまったかというと、それは車輌を使用されていた方のお話に
ヒントが隠されておりました。
そのヒントとは、該当車輌は『一度タイヤ全体が海水に浸かっている』です。
なぜタイヤが海水に浸かるとダメなのかというと、先程お話した通りタイヤはゴムと形を形成する
コードやワイヤーなどで出来ております。
単純にタイヤに水をかけても雨の日が大丈夫なようにタイヤには直接ダメージを負う事はありませんが、
海水は塩分を含んでいる為浸透し、中のコードやワイヤーを錆びさせてしまうのです。
その状態で走行する事により路面の凹凸での衝撃や、タイヤ内部の空気による圧力に耐えらなくなり
今回のような結果になってしまうのです。
普段車を使用している中で海水にタイヤが浸かるという事はあまりないとは思いますが、例えば
パンクはしていなくてもタイヤに傷などありそれがかなり深いものだった場合、雨などの水もそこから
浸透してしまい錆びを発生させてしまうという事もあります。
なので皆様もタイヤをチェックする際、溝だけではなくタイヤに損傷がないか、また損傷があった場合
それがどの位のレベルの危険性なのかというところも是非チェックを!
もし判定が難しいといった事がございましたら、是非当社にご来店下さい。
プロの目により的確な診断をさせていただきます。
ちなみに診断は無料ですのでお気軽に!
長谷川
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