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ウインタータイヤあれこれ
さて先日のブログで省略してしまったウインタータイヤのお話をもう少し
先日スタッドレスタイヤについて
【スタッド(金属鋲)レス(無い)タイヤ】
とお話をさせて頂きました。
そもそも1980年台までは、一般的なウインタータイヤはスパイクタイヤでした。
上の写真のような金属のスパイク(スタッド)が打込まれたタイヤです。
このスパイクタイヤは氷にしっかりと食い込み、氷上性能は抜群に良い反面、雪や氷の無い道路を走行した際に、アスファルトを削ってしまい、このアスファルトを削って出た粉じんにより健康被害等が懸念され、1991年より一部を除き使用が禁止されました。
このスパイクタイヤに代わり登場したタイヤが、スパイク(スタッド)の無い(レス)タイヤであるスタッドレスタイヤです。
その中でいち早く粉塵問題に目を付けてスタッドレスタイヤの開発に取り組んだのがミシュランです。
1982年に第一号のスタッドレスタイヤを世に送り出し、30年以上の歴史を持っています。
実際の所、北欧などの冬に完全に雪で閉ざされるようなところでは今だにスパイクタイヤが使用されています。
しかし環境問題でスパイクが使えない日本は、世界で一番道路環境が過酷な場所と言えます。
各社が技術の粋を集めて開発を進めている、各メーカー最先端のタイヤがスタッドレスタイヤです。
スタッドレスタイヤがサマータイヤより高い理由がまさにこの最先端の技術をつぎ込んでいるからになるのです。
ちなみにWRC(ワールドラリー)のラリースウェーデンに使われるタイヤはタイヤ1本に384本のスタッドを備えるフルスタッドタイヤです。
福井
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