ホイールバランス
本日はホイールバランスについて書きたいと思います。
一般的に皆様がバランスが悪くて体験する弊害の代表例が、高速域での走行時に起こるハンドル振れ、車体振動だと思います。
大体、70~80km/h以上からハンドルが振れだして、そのうち車体全体が、ガタガタと振動してきて、もう怖くてアクセル踏めなくなりそうなところをグッと堪え踏んでいくと、100km/hを少し超えたあたりで振動が治まる、といった症状です。
この症状の原因は、我々の業界では【ウエイトアンバランス】と呼んでいます。
これはどういった症状なのか、単純に分かる方法があります。
みなさん中身三分の一位入った丸いペットボトルを転がしてみてください。
バランスが悪く不規則な動きをすると思います。
逆に中身が満タンのペットボトルだとスムーズに転がりますよね?
これはペットボトルの中身が動くことによって重量的なアンバランスが発生する事が原因で、この不規則が動きが車では振動となって伝わります。
このウエイトアンバランスはホイールバランサーを使用する事により測定及び調整をすることが出来ます。
当社で導入のCEMB社のER85
しかしまれに、このウエイトアンバランスを調整しても、振動が発生するという場合があります。
当社にも、他でバランスを調整しても振動が収まらないと言った事でご来店頂くお客様がいらっしゃいます。
そのウエイトアンバランスではない振動の原因の一つが【寸法のアンバランス】です。
またまたたとえ話でペットボトルを出しますが、丸くない角ばったペットボトルを転がす事を想像してみてください。
ガタガタとスムーズに転がるはずがありませんよね?
タイヤも工業製品ですので、真円を目指していても微妙に寸法のアンバランスが発生する事があるのです。
ですので当社ではウエイトアンバランスを測定する際に必ずタイヤの回転を確認しております。
さて、皆様お気づきになりましたでしょうか?
当社ではタイヤの回転をしっかり確認する為に、タイヤを回転させる際にタイヤに付いている砂や小石が飛び散らない様に保護するカバーを外しております。
小石や砂は飛んでも掃除をすれば問題ありません。
それよりもお客様が快適にドライブできる様、しっかりと回転を見極める為に当社ではこちらのカバーを外しております。
タイヤの回転を確認し、縦や横に回転がぶれていないか、ホイールに歪みが無いかをしっかりとスタッフの目で確認をしております。
どうしてもハンドルの振動等が収まらないと言った症状にお困りのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひとも当社へご連絡を頂ければと思います。
経験豊富なスタッフが、原因の究明にあたらせて頂きます。
福井
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