シノハラタイヤスタッフブログ

窒素ガスと空気との違いとは?

皆様、12月に入りいよいよスタッドレスを無視できない季節になってきました。

その中でお客様の中にも今まで、タイヤ交換及びスタッドレス履き替え時に窒素ガスを充填された方もいらっしゃるかとは思いますが、

そこで、なぜ普通の空気ではなく窒素ガスを充填されるのでしょうか?

今回はその窒素と空気の違いについて簡単にご説明させて頂きたいと思います!!

 

よく窒素ガスを充填することで

エアーが抜けにくい

・燃費が良くなる

・乗り心地が良くなる

・走行時の騒音が静かになる

などがよく謳われておりますが、実際に上記のすべてを窒素が賄っているのでしょうか?

 

実は窒素が素晴らしい効能を持っているわけではなく、上記項目の一番上だけをあえて赤文字にさせて頂きましたが全ては【エアーが抜けにくい】これに尽きるのです!!

 

大気中の成分比率は78%は窒素・21%は酸素・残りの1%は二酸化炭素等で形成されるのですが、

酸素は物質を通過するレベルを表す透過係数が窒素の約3倍ほどあり、

これは窒素に比べて酸素は約3倍タイヤのゴム分子を通過しやすいということを表しています。

 

なので空気だと22%の部分が抜けて行く為に、その分タイヤがたわむことで乗り心地・燃費が悪化して

しているのです。

このような背景からいくと窒素を充填せずとも、定期的に空気圧チェックを行えば上記項目のメリットは

窒素でも空気でも補えるわけなのです!!

 

ただ空気中には水分が含まれている為に長時間走行時のタイヤ内の熱膨張による騒音悪化は

水分の含まれていない窒素単体の方が科学的に見たら良いのかもしれませんが

一度乗り比べしたこと御座いますが正直ほとんど変化はないですね・・・(汗)

 

そこで当社には水分の含まないドライエアーを基本的に皆様のお車に充填させて頂いております。

実はドライエアーはF1などのレース仕様車に充填されていることが多いんですよ♪

 

ただ窒素は確かにエアーが抜けにくい為、メンテナンス性に優れているので空気充填に比べたら

定期的なチェックは楽ですね♪

しかし、タイヤのチェックは空気圧だけでなくパンクや摩耗末期による交換時期の早期発見に繋がるので

疎かにしてはいけませんよ!!

 

大河原

2012年12月 1日 18:29

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